降灰シミュレーション

 やっと梅雨があけました。でもこの暑さ((+_+))やっと雨が上がってもこの猛暑じゃどちらにせよ辛い。

でも、大雨で被災した方たちの事を思えばこの位は我慢ですね!

 

 さて被災と言えばここ数カ月、東日本から中部地方にかけて、緊急地震速報を伴う地震が何度も発生しています。そしてコロナ禍の陰で注目されなかったようですが、政府は富士山の噴火についての警告「降灰シミュレーション」を4月に発信していました。前回の宝永噴火から300年以上も経過しており、もし富士山が今噴火すれば未曽有の災害となるようです。

 

 このシミュレーションによると、前回の宝永噴火と同じ規模の噴火が起これば、火山灰により数時間で山梨や静岡のみならず、首都圏一帯にまで大きな影響が出るようです。噴火する時期にもよりますが、偏西風の強い時(12月を想定)で、都心周辺を火山灰が直撃。南風が吹くと(9月を想定)、西は愛知や岐阜、北は新潟や福島などにも被害が及ぶそうです。遠くにある美しい山、位にしか感じてなかったけれど…やはり美しいものにはトゲがあるのですね。

 

 東京では噴火開始から数時間で、レールの上に火山灰が0・5ミリ積もり、鉄道は運行できなくなり、首都圏の交通機関はほとんど機能しなくなる。鉄道だけじゃない、飛行機も機体のエンジンに火山灰は大敵で、吸い込めば墜落の恐れもある。滑走路の清掃も追いつかず、噴火初日で羽田や成田などの主要空港は閉鎖に追い込まれます。公共交通機関がストップすれば、都市の道路は車で溢れます。でも乾燥時10cm以上、降雨時3cm以上の降灰で、タイヤに灰が固着して自動車も通行不能となります。

 

 最も深刻なのは、首都を支えるライフラインへの被害です。東京湾一帯にある火力発電所は、

6センチ以上の降灰で停止し「首都圏大停電」が起きる可能性があります。となれば、上下水道も止まり被災したようなものです。でも家があるだけマシと考えていたら大間違い。雨が降って灰に水分が加われば、木造家屋が火山灰の重みで倒壊します。

 

 世界中に火山はありますが、今度の富士山噴火は人類が初めて経験する災害になると考えられています。IT社会になってから、富士山のような規模の火山が都市部の近くで噴火した例はないそうです。その分、どんな被害が生じるかは予測不可能な部分があります。首都機能がマヒすれば救援も期待できませんし、日本の経済や政治などがストップします。

 

 地震・大雨・噴火そしてコロナ。世界は恐怖に溢れてる。最後は自分の身は自分で守る!です。

家族の水や食料の備えを、このコロナ禍のホームステイ中に見直してみてはいかがでしょうか。