膝関節は、大腿骨と脛骨、そして膝蓋骨(しつがいこつ)から構成されています。
脛骨の関節部分はほぼ平らな形をしていて、
その上を大腿骨の丸い先端が転がるようにして動きます。
平らな板と丸いものの組み合わせで、それが転がるのですから、とても不安定であることが想像できます。
その為、大腿骨と脛骨をつなぐ主として四つの靱帯(じんたい)と半月板が、膝関節を安定させるために重要な役割を果たしています。
関節の内面は滑らかな軟骨で覆われ、その間には半月板と呼ばれる軟部組織が介在しています。
更に関節部分は関節包で包まれており、関節包の内側の滑膜(かつまく)から関節液が分泌され潤滑機能を果たしています。
これら軟骨、半月板、そして関節液が働くことによって、膝関節は滑らかに動きます。
その曲がる角度は正座をする時で150度前後、しゃがんだ時で約120度、そして歩行時では60度前後です。
可動性と共に体を支える為、日常的に膝関節には大きな負担がかかっています。
平地歩行時には体重の約1.5~2倍、階段昇降時では約2~3倍、走ったりする時には5倍以上もの力がかかる場合もあります。
膝周辺に、微弱電流、干渉波を行い患部の炎症を和らげます。
腰周辺から、股関節や足関節の下半身全体の
協調性に着目し、
機能訓練(補助での筋力訓練)を中心に行います。
必要に応じて、バランスパットを使いながらバランス訓練を行います。