足関節は、距骨(きょこつ)と呼ばれる骨と、下腿の腓骨(ひこつ)と脛骨(けいこつ)が靭帯でつながることで構成されており、つま先を上下に向ける動きに関わっています。
また、「土踏まず」と呼ばれる足部のアーチは、周囲を多くの関節や強靱な靱帯に囲まれていて、足を地面に着いた時の衝撃や負担に強い仕組みになっています。
極端な「偏平足」や「ハイアーチ」であると、それぞれに応じた問題が生じます。
急性期は、患部のアイシング及び安静固定を中心に行い、疼痛、腫脹の早期回復を目的に、微弱電流や干渉波を用いた電気治療を行います。
必要に応じて松葉杖を使用し、体重を掛けた時の痛みに対応します。
痛みが安定してきたら、徐々に動かす練習をします。
体重を掛ける事を徐々に行い、「足の感覚を戻す事」から始めます。
かばった動作を2週間程度行っていると、思ったより足の感覚や筋肉の反応は衰えています。
これを確認しないと、地面に対して足がきちんとつけない状態になり、思い掛けないケガをし易くなります。平行して、関節の動きへもアプローチします。
また、反対の足は、ケガをした足をかばう為に、かなり疲労をしています。必要なストレッチも行います。