エアコン

 殺人的な暑さが続く今夏…皆さん体調崩さず過ごせていますか?この暑さで熱中症が心配されますが、消防庁が毎週まとめている熱中症の搬送者数は、去年より少ない水準になっているそうです。その要因の一つと考えられるのがコロナ禍での外出控えです。禍(わざわい)転じて福と為す、とはこういう事ですかね。

 

 確かに我が家も、夏休みになるとどこかに子供を連れて行ってやらないと、という気持ちになり暑い日にお出掛けしていました。でも今年はコロナでどこにも出かけず、クーラーのついた家の中でゆっくり過ごしました。

 

 でもこれってコロナ禍の今年だけでなく、これからの夏でもアリな過ごし方だと思いました。

厳しい暑さの時は無理な外出を控え、温度管理を行っている室内で過ごすことは、熱中症対策として有用です。子供のためにと無理な外出は、実は子供の為にもならないのかもと考えさせてくれた夏でした。

 

 ただし、温度管理を十分にしない場合は室内でも熱中症になる危険性はありますので、十分に注意をしてください。毎年この季節になるとエアコンを使わずに熱中症になる人が沢山現れます。

今年も沢山いましたね。 

 

 こういった事情の背景には日本人が「エアコンを贅沢品や甘えだ」と捉えている感覚が存在します。

特に高齢者を中心に“エアコンがもったいない”と我慢するあまり、熱中症で命を落とす方も毎年後を絶たないので、まずはとにかくエアコンを使いましょう。

 

 使い方として正しいのは、電源を入れたら「自動モード」で、基本的には「つけっぱなし」にすることが一番の節電です。

 10年以上前のエアコンなどは異なるかもしれませんが、近年のエアコンは、一度冷えた部屋は維持するだけで無理には冷やすことはしませんので、電力使用量などたかがしれたものなのです。

 なので、少しの外出の時なら消さずに、基本はつけっぱなしで全く問題ないのです。

 

 そして就寝時のエアコンですが、これもやはり朝までつけっぱなしがオススメ。

真夏に眠れない原因は、身体の深部の温度が下がらないことに原因があり、質のよい睡眠を取るには、室温28℃以下がベストです。

エアコンをつけて寝ると、体がだるくなる方は寝冷えが原因です。これを回避するには、半袖よりも長袖・長ズボンのパジャマを着用し、その服装でちょうどよい温度に設定するようにしましょう。

睡眠不足は夏バテにつながります。

 

昼も夜もエアコンを使って残暑を乗り越えましょう!秋はもうすぐそこまで来ています…。